しなやかマインドセット vs 硬直マインドセット
考え方この本は「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」を持つ人を比較しながら、いかに「しなやかマインドセット」をもつことが大切かを説明した内容となっています。
この記事では備忘録として、自分が本書を読んで重要だと思った箇所をまとめておきます。
マインドセットをしなやかにする方法
硬直マインドセットとしなやかマインドセットの比較に関しては、以下の表がわかりやすいです。
一言でいうと、硬直マインドセットの人は「ひたすら自分は有能だと思われたい」人、しなやかマインドセットの人は「ひたすら学び続けたいと思っている」人、ということになります。
そして、本書ではしなやかマインドセットになるための方法も書かれているのですが、やはりそれは「地道にマインドセットを変化するための行動を繰り返すこと」が重要とのことです。
まぁ当然っちゃ当然なのですが、硬直マインドセットの人が自分のマインドセットを変えるためには、それ相応の努力が必要そうですし、一度うまくいったとしてもそれを継続しなければいけないですよね。
参考:マインドセットを変化するための行動
本書で紹介されている、マインドセットをしなやかにするためのヒントとなるような説明を 1 つだけ挙げてみます。
あなたは人から冷たく拒絶されると、自分が否定されたように感じて、恨みや復讐心をいだくだろうか。あるいは、傷ついても相手を許そうとし、そこから何か学んで前向きに歩もうとするだろうか。これまででもっともひどい仕打ちを受けたときのことを思い出してほしい。そのときの感情をすべて再現し、しなやかなマインドセットでそれを見つめてみよう。その経験から何を学んだだろう。自分が人からされたいことと、されたくないことがわかったのではないか。その後の人間関係で役立つことを学んだのではないか。あなたはその相手を許して、その人の幸せを祈ることができるだろうか。恨みを忘れることができるだろうか。
これは第5章のビジネス―マインドセットとリーダーシップからの引用です。割と自分も対人関係でネガティブな印象を受けることが多いと感じていたので、考えを改める必要があると思いました。
本書を読む方に向けたアドバイス
これはどのような本を読むときにも使えるテクニックですが、本書に関しては 解説の動画がいくつか YouTube にあります ので、それを見てから本書を読んだほうが理解がスムーズかと思います。
そして、本書は基本的な構成としてジャンルごとのマインドセットの話(スポーツ、ビジネス、人間関係など)のあとに、そのジャンルにおいてマインドセットをしなやかにするためのアドバイスが章末に書かれています。
ですので、実践方法を手っ取り早く知りたい方は章末の「マインドセットをしなやかにするには?」という項目を読むのが良さそうです。
また、最後の 8 章にはマインドセットをしなやかにするための方法論だけが書かれているので、「しなやかマインドセットになることの重要性はもうわかったから、その方法論だけ知りたい!」というせっかちな方は、この章だけ集中して読むのもいいかもしれません。
個人的には、概要を動画で掴んだ上でより重要だと思う箇所を抜き出して読むだけでも十分な内容だったと感じています。
おわりに
正直なところ、恥ずかしい話ですが今の自分は「ひたすら自分は有能だと思われたい」人なような気がしています。
もちろん、しなやかマインドセットの重要性はよく理解できている・・・つもりですが、理解できているつもりというだけでそれを実践できているとは言い難いです。
そして、それを実践できるようになるためには地道な努力が必要かと思うので、これからは少しずつ変化できるような行動を続けていきたいですね。