DeFi、Uniswap、レンディング

技術・テクノロジー

10 分で理解する DeFi ブームのこれまでとこれから という記事を読みました。

自分はここ 1 年くらい、めっきり仮想通貨関連の情報を追うのをストップしていたのですが、激しく後悔しました。

過去の経験から、こういうのは自分で身銭を切った方が理解しやすいことを知っていたので、さっそくいくつかのサービスに登録し、使ってみました。


※説明を簡単にするために、一部厳密性に欠ける表現があることはご了承ください。

DeFi

上記記事にもありますが、昨今は DeFi がバズワードになっています。これは Decentralized Finance分散型金融)と呼ばれるもので、一般にはディファイ、ディーファイなどと呼ばれています。

自分が界隈の情報を追っていた頃は、DEX(Decentralized Exchange)というワードのほうが浸透していました。が、感覚的には似たような意味合いであると理解しています(DeFi のほうがより広い意味合いを持っている)。

要は中央管理者がいない取引所などの金融サービス全般のことを指しますが、定義は曖昧です。当時の自分はこれだけでも非常に興味をそそられましたが、現在は当時に比べるとより進化しているようでした。

Uniswap

DeFi の火付け役となったサービスが Uniswap です。こちらは、旧来の DEX と比べて非常に利用しやすいサービスであると評判となり、急速に普及しました。

Uniswap を通じて、ユーザーは仮想通貨の交換(Swap)や、流動性の担保(Pool)を行えます。

「流動性の担保」というとイメージがしにくいかもしれませんが、ざっくりいうと自分の持っている通貨を 2 種類あずけることで、その通貨ペアの流動性を高め、その通貨ペアの取引手数料の一部をもらえる仕組みです。かなり雑な説明ですが・・・。

実際に自分も Swap と Pool を行ってみましたが、確かにとても使いやすかったです。これであれば、多くのユーザーが使えるのも納得できます。

Pool に関しては、Uniswap Info から流動性を担保することによって得られる年利を確認できます。

この記事の執筆時点では、最も流動性のあるペアの ETH-USDT が年利 30%を超えています。なかなか夢のある話ですね。

レンディング

一方で、仮にこの Uniswap を利用して流動性の担保を行い、収入を得る際はある程度の情報リテラシーが求められます。Uniswap 上で流動性の担保をするまでにユーザーが行う手順としては下記のとおりです。

  1. MetaMask 上にウォレットを作る
  2. MetaMask 上のウォレットに仮想通貨を入金する
  3. MetaMask と Uniswap を接続する
  4. Uniswap 上で通貨ペアを選択し Pool する

先に触れた note の記事でも書かれていますが、そもそも MetaMask を使ってウォレットを用意することですら困難に感じるユーザーも一定数いそうです。

また、これは余談ですが、現在は通貨ペアを Pool する際に、それなりに高い手数料を求められる(自分が試した時点では日本円で 1000 円前後)ので、少し手を出しにくいかもしれません。

もし仮にもう少し簡単に金利収入を得ようと思ったら、中央集権なサービスを利用することになりそうです。自分も過去に少し手を出していましたが、今ではよりサイトの種類も、そのサイトが提供するサービスの種類も増えていました。

一般にこれをレンディングやファンディングといったりするので、気になる方は「仮想通貨 レンディング」などで調べてみてください。

参考までに、おそらくこの手のサービスを提供している取引所で最も有名なのは Binance です。Binance は元々仮想通貨の取引所として名を上げたサービスでしたが、最近は各種レンディングも提供しているようでした。登録後、ヘッダーの「ファンディング」から各種サービスを確認できます。

また、自分が以前から利用しているサービスは Bitfinex です。Uniswap で扱われているのは ERC20 系トークンなので、BTC を預けることはできないのですが、ここでは BTC を預けることができるので(少額ですが)利用しています。

それ以外にも、最近だと BlockFiCoinLoan など、数多くのサービスが出ているようです。いずれも BTC を預けることができ、金利も十分高いですが、中央集権なサービスなので一定のリスクがあることは覚悟したほうが良さそうです。

おわりに

久々に界隈の情報を追って、実際に自分でいくつかのサービスを使ってみたり、登録したり、設定を見直したりしてみました。

改めて、この界隈は本当に情報と技術リテラシーが求められると感じました。自分もまだまだですが、今後はまた定期的に界隈の情報をウォッチする癖をつけたいと思います。