2024年8月に読んだ本

読書

前回:2024年7月に読んだ本

訂正する力

訂正する力 (朝日新書) | 東 浩紀 |本 | 通販 | Amazon

間違っていたことを訂正することは大切だけど、実際に訂正するのは結構難しいです。

特に日本人は訂正を嫌う文化があり、例えば過去の間違いを謝らなかったり、一度決めた計画を変更しなかったりする、といったことが本書の 6 ページでも触れられています。確かにこれはそうだなぁ、というのが日本の政治家やネット上での言い争いを見ていると実感できます。ネット上では、特に一度言ったことを訂正するとものすごい叩かれるような気がします。

実際、自分も過去のミスを認めて訂正することは、結構勇気がいることというか、難しいことだなぁと思います。ただ、本書を読んでいると訂正する力こそ、これからの日本に求められる力ではないか、と思わされます。自分もあまり頑なにならず、訂正できるような人になりたいなと思いました。

ウェルビーイングビジネスの教科書

Amazon.co.jp: ウェルビーイングビジネスの教科書 : 藤田 康人, インテグレートウェルビーイングプロジェクト: 本

著者はウェルビーイングのことを「自分らしく生きること」ととらえています。もう少し厳密に言うと、ウェルビーイングとは肉体的にも、精神的にも、社会的にも満たされた状態のことを指すそうです。

確かに昨今は世の中の流れ的にこのような価値観を重視する傾向にある気がしますし、自分もそのような生き方をしていきたいなぁと思っています。というわけで、そのような価値観とビジネスとの関係について知りたいと思い、本書を読んでみました。

結果として、今後さらに人類が長寿になることが予測されていること、人が幸福を感じる条件、予防・未病に関する考え方など学べることが多かった一方で、実際にウェルビーイングをビジネスに生かすことは結構難しそうだなぁと改めて感じました。

自分の現在の実感としては、ウェルビーイングや SDGs 的な考えに近づけば近づくほど、あまり商品を買う必要がなくなっていくような気がしています。その理由は、例えば本当に健康を求めるのであれば、外食に頼らず極力自炊したほうが良いと思うからです。これは一例ですが、そのような中で本当にウェルビーイング的な商品を世に広めていくことは(少なくとも自分にとっては)結構大変なことだなぁと思いました。

ただ自分自身、ウェルビーイング的な考え方は大切だと思いますし、広めることにも寄与したいため、自分ができることをこれからも考えていきたいと思いました。