Chumbi ValleyのIDOに参加した際に資金がロックされ(かけ)て焦った話

技術・テクノロジー

Chumbi Valley という、Next Axie と呼ばれている(らしい) BCGIDO に参加しました。

(上記画像は Litepaper より引用)

当初は KuCoin の Spotlight と呼ばれる IEO に参加しようとしていたのですが、サポートされていない国に日本が含まれていることや、最低でも 100KCS を保有している必要があること、最大で 300 ドル相当の CHMB トークンしか購入できないことなどを考慮し、参加は断念しました。IDO は Orion Protocol 上で行われ、CHMB の初期の価格は $0.0007 だったのですが、IDO に参加した人が出資する ORN の総量が多ければ多いほど CHMB 1 枚あたりの価格が上がる仕組みになっており、結果的に CHMB 1 枚あたりの価格は初期価格の 20 倍程度になったため、KuCoin で IEO に参加した人は利益が出ることがほぼ確定したかと思います(KuCoin での売り出し価格は 1 CHMB あたり $0.001 で価格の変動はありません)。

Orion Protocol 上で IDO に参加する前の段階で、自分はいくら CHMB を購入するか決めかねていたため、分割して ORN を購入していました。12 時間開催された IDO の終了間際、やっぱりもう少し購入しようと考え保有するトークンを ORN に変換したのですが、何故かトークンの移動ができませんでした。おかしいなと思い少し待ってみたのですが、結果的にトランザクションエラーになり続け、IDO の時間内に追加購入ができないまま終わってしまいました。それどころか、IDO が終了した後もトランザクションエラーが出続けたため、用意した ORN は Orion Protocol のコントラクト上から Withdraw できず、Swap もできない状態に。これはおかしいと思い、公式の Telegram なども確認したのですが、多くの人が同じような問題に遭遇しているようでした。

結果的に BSC 上の問題らしく、しばらく待ってから Withdraw も Swap も動作するようにはなったのですが、Telegram 上では「なぜ問題が発生していることをアナウンスしないんだ?」といった声や「もう二度と Orion は使わない」といった意見、他にも「私達の最大の失敗は Orion を使おうとしたことだ」などといったコメントが残されており、荒れに荒れているな〜といった感じでした(自分がその投稿を読んでいる段階では、自分の資金もロックされていたため笑えなかったのですが)。この辺の技術は、数年前に比べるとかなり進歩したかと思うのですが、それでもまだまだ黎明期なため不安定でも仕方ないかな、と個人的には考えています。とはいえ、数年前に比べると自分も扱う金額が増え、今回は紛失すると流石に困るな、という金額がロックされかけたため、そこそこ焦りました。今後はもう少しこの辺は意識して行動したいな、と思った次第です。