1年間自作ブログを運営してみた感想
技術・テクノロジーはてなブログ から自作ブログに移行して、1 年くらい経過しました。
参考:メインブログをはてなブログから nuxt/content+Vercel に移行しました
この記事では、自作ブログを運営してみて感じたことをまとめてみます。
自作ブログのメリット
細かいところまでカスタマイズできる
このブログの以前ははてなブログを使っていたのですが、ブログの速度の問題や、デザインの変更のしにくさなど、いくつか問題に感じることもありました。
その点、自作ブログでは技術選定からデザインまで、自分の好きなようにカスタマイズできます。例えば記事のレイアウトやカテゴリー、記事ページのデザイン、URL の設計、フィード、ページの読み込み速度の向上など、自分が気になる点はある程度満足がいく形で実装できました。
安心感がある
他のプラットフォーム上に自分のコンテンツを投稿する場合、もしかするとそのデータが紛失してしまうかもしれない、という問題があります(あまりないとは思いますが)。その点、自作ブログであれば、自分のコンテンツのバックアップなど自分の好きなように対応できます。
また、当然ブログ上には関連記事として他の人が書いた記事が表示されることもなく、自分のサイト上には自分の情報のみ表示されます。
このように、自作ブログであれば自分のコンテンツに対してより安心感を持って運営ができるようになる感覚がありました。
自作ブログのデメリット
一方で、自作ブログならではの問題もいくつかありました。
パッケージのアップデートが面倒
このブログは Nuxt.js と、そのモジュールである @nuxt/content を用いて作成しています。また、他にも複数の npm パッケージを採用しており、それらのアップデートが面倒だな、と感じることも多々ありました。
先日 Nuxt3 Beta に対する所感 という記事を書き、そこでも触れましたが、まだこのブログは Nuxt3 にアップデートできそうにないため、少しもどかしい気持ちがあります。
また、いざブログ記事を書こう!と思ったときに、パッケージの更新が必要になってくると萎えるものです。その点、何かしらのプラットフォーム上で記事を書く場合は、そういったアップデートはプラットフォーム側が対応してくれるため、記事の執筆に集中しやすいです。
画像などの素材の取り扱いが難しい
現在、このブログの画像素材は Git で管理しており、他の画像配信サービスなどに頼っていません。しかし、画像が増えてくると、Git リポジトリの容量的に問題になってくる恐れもあり、あまり良くないな、と思っています。
アクセス数が少なくなる(かもしれない)
体感ですが、自分で作ったブログのほうが note や Qiita、Zenn などのプラットフォーム / WordPress、はてなブログを利用するよりもアクセス数が少なくなる傾向にあるような気がします。
プラットフォーム上で記事を書くと、他の人の関連記事として自分の記事が露出することもありますし、プラットフォーム上の記事一覧ページなどからも自分の記事にアクセスされます。その点、個人の自作ブログは SEO や自分の SNS でのシェアがアクセスのメインとなります。
おわりに
これまでに自分は Qiita やはてなブログ、WordPress などでブログの運営をしてきましたが、今の執筆環境が一番しっくりきています。
当時はブログを書くことが目的であれば、自作ブログは他の手間が増えて面倒かと思っていました。しかし、実際にやってみると案外悪くないものです。
エンジニアで普段ブログなどの記事を書いている方は、ぜひ一度自作ブログにも挑戦してみてはいかがでしょうか?
参考: