2023年10月に読んだ本

読書

前回:2023年9月に読んだ本

読書する人だけがたどり着ける場所

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)
880円

この手の本は読んだことがなかったのですが、図書館で新書コーナーを眺めていたときにたまたま目に入ったので読んでみました。

図鑑を使って各ジャンルの概略を把握する、集中力をつけるために最初からレベルの高い本を読むと後から楽になるなど、あまり意識してこなかった読書のコツが書かれていて参考になりました。

本書はオススメの書籍もたくさん紹介されており、色々と次に読みたい本が見つかったため、次はこの本に紹介されていた本も読みたいところです。

思考力を高める本として 方法序説論理哲学論考この人を見よ君主論饗宴寝ながら学べる構造主義ファスト&スロー などが紹介されており読んでみたいなぁと思いました。

図鑑については 経済学大図鑑 などの三省堂大図鑑シリーズが紹介されており、このシリーズは自分の興味のあるジャンルが複数ありそうで、こちらもいつか読む(眺める?)予定です。

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた
1,980円

以前に引き続き、SNS などのデジタルツールに対する依存症について知るために読みました。

ところどころ紹介されている依存症の例が怖く、自分もこうなったらどうしようかなぁと思いながら読んでいました。

悪癖をやめるためには気を紛らわせる・別のことをやると良い、といったことが書かれており、確かに自分も最近 SNS から離れたかわりに読書をしていてそのおかげで特に SNS を見たいと思わないため、効果的だよなぁと思いました。

本書の後半で依存の力を目標達成のために使う方法としてのゲーミフィケーションについて書かれていましたが、ゲーミフィケーションには注意も必要(楽しくないことはやらないとなる、など)ということで自分が実践する際には気をつけたいところです。

また本書には依存症に関連して、昨今の成長主義や目標主義的な風潮についても少しだけ言及されていました。

おそらく、人生には大きな目標を掲げると、それ自体が人間にとって多大なストレス源となるのかもしれない。目標が失敗すれば志望するし、成功すれば次を目指さねばならず、結局心の休まるときがないからだ。

p119 より引用

個人的には、これは確かにそうだよなぁ、と、思うところがありました。似たようなことを日頃なんとなく考えていたから響いた、というのもあります。なんというか目標を設定するにしても、小さな積み重ねというか、持続可能な感じの目標が良いのかな、と思いました(これについては本書でも言及されています)。

関連して、昨今のこのような成長主義や目標主義に対抗する考え方についてより深く知りたくなりました。自分がこれらについて知っている関連しそうなキーワードはいまのところ「脱成長」「SDGs」「ポスト資本主義」くらいなので、これらについての本も余裕があったら読んでみたいです。

また今後も引き続き依存症関連の本も読み進めたいですね。