「スタートアップ大国イスラエルの秘密」を読んだ
仕事とあるブログ記事で紹介されていて、気になったので買ってみました。Kindle がないのは残念でしたが、久々の紙も良かったです。
イスラエルがスタートアップ大国?
おそらく、多くの方がイスラエルと聞くと貧困とか戦争を思い浮かべると思います。恥ずかしながら、自分もこの本を読むまでだいたいそんな印象でした。
しかし、本の紹介文からいろいろと察しがつきますが、イスラエルはスタートアップ大国として世界的に有名です。
例えば、人口一人あたりのベンチャー投資額を見ると、イスラエルは553 ドルでダントツの一位です。アメリカでも233ドル、先に紹介したブログによると日本はたった17ドルです。
年間投資総額こそアメリカには敵いませんが、それでもこの数値は驚異的でしょう。
本書は、なぜイスラエルがここまですごいのか、世界的に注目されているのかについてさまざまな事例をもとに紹介しています。
雑な感想
個人的に、イスラエルのここがすごい!と思ったポイントは以下の通り
- エコシステムが優れている
- 必要に迫られている
- イスラエルの多様性
その中でも特に「なるほど」と思ったのは、イスラエルが必要に駆られている、ということです。
必要に駆られている
イスラエルの頭脳を活用し始めた日本人起業家の紹介としてメタップスの佐藤航陽さんを挙げていますが、佐藤さんはイスラエルの成功の要因を「必要に駆られているから」としています。
佐藤社長は、イスラエルが継続的にイノベーションを生み出す仕組みをつくれた理由について、中東には政治的な緊張状態があるため、民間、大学、軍などが協力して国家をうまく回す仕組みをつくり出さなければならなかった、つまり「必要に駆られているから」だと指摘している。
当たり前なんですが、必要のないプロダクトほどいらないものはありません。また、何か事業を起こすきっかけとかも、必要に駆られている人とそうでない人と間には大きな差があると思います(メタップスの佐藤さんも必要に駆られて起業したタイプの方です)。
イスラエルは他にも水が限られている環境だからこそ発展した水技術があるなど、「やらないとやばい環境にある」からこそ発展しているんだな、と思わされるポイントが多くありました。
これをそのまま日本にも適用させる?わけにはいかない、というか難しいと思いますが、なかなか考えさせられる項目でした・・・。
さいごに
完全に余談ですが、この本は買って読み終えたのが 3 月の頭で、感想を書くのを放置していました・・・。
その理由は、なんかうまく感想がまとまらなかったからです。感想を書こうとすると、本に書いてあることをそのまま書く感じになってう〜んって感じでした・・・。
このままじゃまずい!と思って、結果的に雑な感じで投稿することにしましたが、そこは Done is better than perfect ってことにしといてほしいです 🙏
まぁ、本書はスタートアップに興味があって、イスラエルのことをよく知らない人にはおすすめできる内容になっていると思います。量も多くなく、サクッと読めるので良かったです。