フリーランス1年間やってみた感想
仕事どうもこんにちは、@y_temp4です。
2020 年の 6 月末でちょうどフリーランスになって丸一年経過することになるので、備忘録としてエンジニアがフリーランスになった感想を書いておきます。
これからフリーランスになろうと思っている方や、フリーランスの生活が気になる方にとって参考になれば幸いです。
フリーランスの良かった点
- 働き方を選びやすい
- 興味のあるプロジェクトに参画しやすい
- お金
フリーランスになろうと思った経緯については過去に書いた「株式会社 ALIS を退職しました」という記事でも少し触れていますが、その理由の 1 つに「柔軟な働き方をしてみたかった」というものがあります。
結果として、自分はフリーランスになっている間はほぼリモート、かつ稼働も抑え気味(週 2~4 くらい)で過ごすことができました。時間にゆとりができたので、その分個人開発などに時間をあてています。最近は AnyMake というサービスを作っています。
最高のプロダクトと共に。プロダクト投稿サイト“AnyMake”を作りました| Yuki Terashima | note
この働き方は自分にとっては最高で、正直もう二度と元の生活には戻れないだろうな、という気持ちがあります。
とはいえ、フリーランスエンジニアになることによって誰もが必ずこのような生活ができるとは限らないでしょう。自分はありがたいことに案件にも恵まれ、最初からそこまで苦労せずにこのような状態を維持できましたが、この状態がいつまでも続く保証はどこにもありません(もしお仕事のご相談があれば Twitter からご連絡いただけますと嬉しいです!)。
また、正社員とは異なり、複数の現場に並行して参画できるのも良い点だと感じています。どれくらいの期間プロジェクトに関わるかは人それぞれかと思いますが、それでも正社員と比べると多くの現場を目にすることになるんじゃないでしょうか。なんとなく色々な会社の現場感を知れたのは大きかったんじゃないかな〜という印象です。
自分は Web のフロントエンドまわり(特に Nuxt.js/Vue.js)を専門分野としていますが、ある程度自分の自身のある分野・専門と言える技術領域があったほうが、企業から求められやすく単価も良くなる気がします。
最後に、お金周りに関しては明らかに正社員のときよりも使える金額が増えました。とはいえ、自分は普段からそこまでお金を使いまくるタイプではないので、生活はほぼ変わっていません。
ただ精神的には多少ゆとりが生まれたような気がしています。
フリーランスの悪かった点
- 貯金がやばい時期があった
- 機材周りのリスク
- 書類周りが(やや)面倒
自分で用意した PC を使っている場合、それが壊れたときに仕事ができないというリスクがあります。自分はフリーランスになりたてのタイミングで普段使っている PC が壊れ、めちゃくちゃ焦った記憶があります。
MacBook Pro を修理に出してみて、かかった期間や費用などをまとめてみた
不安な方はサブの PC を持ったり、PC が壊れたときにそれを治す手順は把握しておいたほうが良さそうです。
また、自分はこのタイミングでたまたま各種支払いで大きな出費をしてしまい、修理代と重なって貯金的に結構ヤバい時期を経験しました。貯金があまりなかったせいで、PC を修理する際も「新しく購入する」という選択肢が選びにくく、困った記憶があります。
今はある程度の貯金はありますが、フリーランスになるのであれば不測の事態に備えて自分が安心できるくらいのある程度の貯金は用意しておいたほうが良いな・・・としみじみと感じました。
また、個人事業主になるにあたっての書類周りの整理ですが、個人的にはそこまで面倒ではないな、という印象です。少なくとも、これが億劫でフリーランスになりたくない!というのは少し違う気がしますし、どうしてもやりたくないのであればそういった作業はある程度アウトソースすることもできるかと思います。
総評
フリーランスの生活に対する感じ方は人によってまちまちかと思いますが、正直なところ自分の場合は正社員時代とやること自体はあまり変わらず、業務形態が変わっただけという感じでした。
あと、上記では触れませんでしたがフリーランスになると良くも悪くも会社員時代と比べ、仕事をする会社に対して距離感が生まれました。個人的には、会社に対してこれくらいの程よい距離感があったほうが、仕事自体はやりやすいなと感じています。
エンジニアという形態でフリーランスとして働いていく生活を一生続けようとは思いませんが、この調子だとまだ少なくとも数年は今と似たような感じで仕事をしていくじゃないかな、と感じています。
とりあえず今後も仕事がなくならないように日々頑張りつつ、来年も「フリーランス 2 年間やってみた感想」という記事を書けるように活動を続けていきたいです。